昨今の物価上昇に伴い、携帯電話を含めた生活におけるランニングコストの見直しをされる方が
非常に増えていると思います。
そこで、携帯電話を格安スマホなどの格安ブランドに切り替えて
ランニングコストを見直される際、
「なぜ安いの?」「格安に変えたら電波悪いんじゃないの?」
その理由が気になる方が多いと思います。
この記事では、「安さ」の具体的な理由と背景を事細かに解説し
「安さの理由を納得した上でランニングコストの見直しができます」
格安ブランド(MVNO)と大手格安ブランド(MNO)の違い
一言で格安ブランドといっても、大手キャリアから通信を借りて運営している、
格安ブランド(例:IIJMIOやmineoやAEONモバイルなど)と
大手キャリアがグループ会社として運営している格安ブランド(例:YmobileやUQモバイル、ahamo)
では大きな違いがあります。
2015年以前は、IIJMIOなどのMVNOと言われる格安ブランドが多かったですが、
今は、大手キャリアの格安ブランドを契約する人が増えてきています。
結論を言えば、大手キャリアの格安ブランドの方がコスパが良いと言えます。
大手キャリアのアフターフォローを受けることができる状態で、
格安料金で維持できるため万人にオススメすることができます。
大手キャリアにはなった格安の代表、Rakuten Mobileは?
Rakuten Mobileは、ここ最近と今までとでは全く異なります。
以前のRakuten Mobileは、ドコモやKDDIの電波を借りていたため電波は
そこまで悪くありませんでしたが、赤字が続き自社回線での電波に徐々に切り替えていく
ことで、電波が以前よりも悪くなっています。
以前よりも今のRakuten Mobileの方が使い勝手は悪くなっています。
菅 元総理の携帯料金4割値下げの効果(理由を暴いてみる)
政治的な見解から格安スマホがなぜ普及して、メリットがあるのかを
暴いてみます。
まずは、政府が携帯料金の値下げに本格的に関与することになったきっかけとして、
「菅官房長官時代に携帯会社は儲かりすぎ」ということで
携帯料金は4割値下げの余地がある発言で携帯会社は値下げすることとなりました。
大手キャリア4社目として満を辞して参入したRakuten Mobileからすると
タイミングの悪い値下げタイミングでした。
本当は、大手キャリアで月々2980円プランを出す予定でしたが、
大手キャリアで格安プランを出すとそのまま赤字になるため
あえて形式を変えて格安プランを出すことになりました。
その方法が…以下です
サブブランドで看板を変えて格安プランで実質値下げ
前述の大手キャリアで格安プランを出すとそのまま赤字垂れ流しになってしまうため
サブブランドとしてahamoやUQmobileやYmobileのような看板を変えて
格安プランを提供することとなりました。
上記が背景であるため、
『格安でも大手キャリアと電波や通話品質に関しては全く同じ』と言うことです。
Rakutenが電波が悪いのはプラチナバンドが原因
前述のように、RakutenはドコモやKDDIから借りていた電波を辞めて
最近は、自社回線を使用するようにしているため以前よりも電波が悪くなってきています
通信エリアカバー率だけ見ると9割超えで広く感じると思いますが、
実際は、「プラチナバンド」非対応であることにより通信品質が悪い
という声が増えてきているようです。
プラチナバンドの仕組みについて解説します。
プラチナバンドとは
プラチナバンドとは、国の許可が降りているキャリアのみ使うことのできる周波数帯の電波です。
全ての携帯電話キャリアが使えるわけではありません。
性質としては、屋内でも電波が反射しにくく、回り込んで通信しやすい特徴のある電波です。
携帯通信回線はエリアをどれだけカバーしていても、
ショッピングモールや地下鉄などの屋内に入った際に、電波が入りにくい、電子決済が使えない
となると困ると思います。
ドコモ、au、ソフトバンク(ahamoなどサブブランド含む)とRakutenが通信環境が大きく違うのは
『プラチナバンド』の割り当てを国からしてもらえてるか、してもらえていないか?の違いです。
以前のソフトバンクは、プラチナバンドが割り当てされていなかったので、
昔のソフトバンクは電波が悪かったですが、今はドコモやauと同じレベルの通信品質です。
Rakutenが『プラチナバンド』割り当てになるのは、かなり先の話になりそうです。
メインキャリアの必要性
通信品質が同じとなると、ahamoよりドコモは高くて何がメリットなの?
UQモバイルよりauは高くて何がメリットなの?という話になりますが
メリットはあります。
データ通信を無制限で利用したいユーザーや、iPhoneなど最新機種を購入したいユーザー、
家族で複数回線まとめて契約しているユーザーは、割引が入ることで
サブブランドと同じくらいの料金で利用することが可能です。
以前ほどの、メインキャリアの強みは減りましたが、未だに必要とするユーザーは多いはずです。
格安スマホは、安かろう悪かろう? まとめ
格安スマホは、大手キャリアが提供するサブブランド3社とそれ以外で大きな違いがあります。
一言で格安スマホと言っても、通信品質にも差がありますし、
アフターフォローの点でも大きな違いがあります。
結論、サブブランドであるahamo,UQmobile,Ymobileなら
安いし通信品質も大手キャリアと変わらないため迷わず変えた方が良い人は多いと思います
コメント